満永博士は東京大学の特任准教授であると同時に、インターネットセキュリティに関する情報収集や助言を行う組織である一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)の早期警戒グループ 技術アドバイザーも務める。
京都大学情報学研究科修了後、ベンチャー企業にてセキュリティ事故対応や研究開発に携わり、平成22年度・経済産業省新世代情報セキュリティ研究開発委託事業「効率的な鍵管理機能を持つクラウド向け暗号化データ共有システム」にプロジェクトリーダーとして従事。その後、JPCERT/CC早期警戒グループに着任し、標的型攻撃などのサイバー攻撃に関する分析業務を行う。2015年から現職にて、IoT や Big Data をはじめとした新技術とサイバーセキュリティの融合について研究を行っている。共編著書に『サイバー攻撃からビジネスを守る』(NTT出版)、『情報セキュリティ白書2013』(IPA編)などがある。