デイビッド・ローズ

Ditto Labsはディープラーニングネットワークを利用して、ソーシャルメディア上の写真や動画の自動分析を行っている。この技術によって検出されたアフィニティーシグナルを利用すると、どのユーザーがどの製品やサービスに興味を持つのか、マーケティング担当者が正確に予測できるようになる。同社が開発したAPIは、全世界のソフトウェアプラットフォームで利用されている。

同社創業以前には、新たな投薬剤のパッケージングを商品化したVitalityや、グランサブル技術(照明器具、鏡、傘など日常的なモノをインターネットに接続し、情報を表示する技術)を開発したAmbient Devicesなど、革新的な技術をもった企業を創業し、成功を収めた。また、写真共有、インタラクティブなテレビ、アンビエントディスプレイ、各種医療機器等の特許を所有。

また、起業家として華々しい受賞歴も持ち、作家、MIT Media Labの講師としても活躍中。その研究は、身近にある物体をデジタル情報のインターフェースとして活用することにフォーカスし、新著『Enchanted Objects(魔法をかけられたモノ)』では、モノのインターネット(IoT)の未来に注目。同テクノロジーが日常生活や日々の仕事に、どのような影響を及ぼすか、という内容を紹介した。セントオラフカレッジ(ミネソタ州)で物理学と美術の学士号を取得し、ハーバード大学で修士号を取得。

アンディ・パルマー

データマネージメントのスタートアップ、Tamrの共同創業者兼CEO。Tamrは消費分析や臨床データ統合といった分野においてデータ準備の簡素化・自動化を提供し、クライアント企業による本質的な課題の発見や洞察を容易にしてきた。起業家かつエンジェル投資家として50社以上のテクノロジー、医療、ライフサイエンス関連のイノベーティブ企業に携わっており、その中にはビッグデータのパイオニアであるVertica Systems(HPにより買収)、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市のハーバードスクエアにあるシェアオフィスKoa Labsがある。

Infinity Pharmaceuticals (NASDAQ: INFI); の創業メンバーとして、上級副社長及び最高情報責任者を務め、Novaltis、Bowstreet、pcOrder.com、Trilogyといったイノベーティブな企業でも役職を務めた実績をもつ。1988年にボードイン大学より学士号、1994年にダートマス大学タックビジネススクールよりMBAを取得。

クリストファ・オルバーグ

Recorded Future, Inc.のCEOクリストファ・オルバーグ博士は、ハルト・インターナショナル・ビジネススクール(Hult International Business School)の会長を務め、現在数々のスタートアップ企業にアドバイスを行っている。これ以前は、1996年に自身が創設し、2007年に1.95億ドルでTIBCO(ナスダック:TIBX)に売却したSpotfire事業の担当役員を務めた。Spotfireは、同博士の情報の可視化に関する画期的な研究をもとに創設された。スウェーデンのチャルマース工科大学(Chalmers University of Technology)で博士号を取得、アメリカのメリーランド大学(University of Maryland)では客員研究員として、産業・学術・軍事・諜報コミュニティについて幅広く講義とコンサルティングを行ってきた。また、コンピューターサイエンス、サイバーセキュリティ、心理学、言語学、生物学、化学の分野においても著書を執筆し、講義を行ってきた。これまでに5つのソフトウェア特許を取得し、現在複数の特許を出願中。
2002年、オルバーグ博士は、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のイノベーション事例を紹介する雑誌『MITテクノロジーレビュー(MIT Technology Review)』による「若きトップイノベーター100人」に選出された。現在スウェーデン王立工学アカデミーの会員でもある。

キャサリン・ハバシ

人工知能テキスト解析ソフトウェアを提供するLuminosoの共同創業者兼CEO。Luminosoは、顧客、従業員、市場から得られる大量のフィードバックに対する解釈と対応に変革をもたらした。同社の製品は、調査、製品レビュー、ソーシャルメディアの情報から、トレンド、センチメント、会話ドライバーを瞬時に明らかにすることを可能にする。

MITメディアラボの人工知能と数理言語学リサーチサイエンティスト。自然言語の人工知能プログラムConceptNetを生み出したOpen Mind Common Senseプロジェクトを共同設立するなど、米国ビジネス誌『 Fast Company』で「ビジネスシーンで最もクリエイティブな世界の100人」の一人に選ばれている。

ティム・ロウ

世界最大のスタートアップ専用シェアオフィススペース、CIC(ケンブリッジイノベーションセンター)の創業者及びCEO。CICをベースに成長した数々のスタートアップへの投資総額は2400億円を超え、現在米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあるCICの2つのビルに席を置くベンチャーキャピタルの総額はおよそ8400億円。ボストン、セントルイス、マイアミ、オランダロッテルダムに既存の施設を保有している。CICに席を置くスタートアップの数は全施設合わせて1000社に登る。