イノベーションエコシステムの構築:
東京がケンブリッジから学べることとは?

基調講演
2月7日, 09:35 - 10:05

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講演概要

経済的な繁栄には、絶え間ないイノベーションが不可欠であることは歴史の証明するところですが、今日どのセクターであれ、最も多くの新規雇用拡大を生み出しているのはスタートアップコミュニティであると認識されています。それでは、いかにして更なるイノベーションを促進させるのでしょうか?イノベーションを最も強力に推し進めるものはコラボレーションであることをデータは示しています。ティム・ロウが、活気のない工業地帯から、繁栄する世界的なイノベーションエコシステムへと成長を遂げた米国マサチューセッツ州ケンブリッジの発展について概略的に解説し、そこから学んだことを東京に特化した環境の中でどのように活かせるかについて説明します。ケンブリッジが変貌を遂げたその中心には、ティムが設立した、イノベーターとスタートアップを一箇所に集め、起業家にとって文字通り発射台の役割を果たす、CIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)とその関係組織があったのです。結果は多大なるものになりました。顧客企業は1999年以来3,300社に、CICの顧客企業へのベンチャーキャピタル投資額は27億ドルに、新規公開等株式市場に上場された市場価格は39億ドルにそれぞれ達しています。(日本語講演)